未来の家計簿

読みもの

相続した実家の土地を、売るか活かすかで比べる

最終更新2026年10月13日・出典は文末

実家の建物はもう古くて、住む人もいない。けれど土地は、駅からそれほど遠くない。そういうとき、「売る」のほかに「土地として活かす」という道が見えてきます。

ただ、活かすと決めると、売るときに使える税金の特例が使えなくなったり、何十年も続く話になったりします。この記事では、売るか活かすかを、同じ物差しで比べる手順を書きます。

集めたい4つの数字

比べるには、次の4つがそろっていると話が進みやすくなります。

  1. 土地として売ったときの値段(不動産会社の査定)
  2. 建物を壊す費用(解体業者の見積)
  3. 今の固定資産税と、建物を壊したあとの固定資産税
  4. 活かしたときの収支(いくらかけて、毎年いくら残るか)

1と2は売る道でも要る数字です。3は市区町村から届く納税通知書で今の額が分かります。4は、土地活用を扱う会社にプランを出してもらうと手に入ります。

壊すと、土地の税金が変わる

住宅が建っている土地は、200㎡までの部分の固定資産税が6分の1になっています。建物を壊すと、翌年からこの軽減がなくなります。

だから、壊すのは、買い手が見つかってから、あるいは活かす計画が決まってからの方が安心です。先に壊して、そのまま何年も空き地にしておくと、税金だけが増えることがあります。

売る道

古い家を壊して土地で売るか、建物が付いたまま売るかを、不動産会社と相談します。相続した家なら、空き家の3,000万円特別控除が使えるかどうかを最初に確かめます。使えるのは、相続から3年たつ年の年末までに売った場合です。ただし、2027年12月31日までの売却に限られます。

この控除には「相続してから売るまで、誰にも貸していない」という条件があります。土地を駐車場にして貸したり、建物を建てて貸したりすると、控除は使えなくなります。活かす道を考えるときも、この特例で減る税金の額は、先に出しておきます。

活かす道

土地の活かし方には、いくつかの形があります。

  • 月極やコインの駐車場にする
  • アパートや戸建ての賃貸住宅を建てる
  • 土地を事業者に貸す(建物は事業者が建てる)

どれが合うかは、土地の広さと形、前の道の幅、駅からの距離、その地域で借りたい人がいるかで変わります。ここは、家族で話していても答えが出にくいところです。数字の入ったプランを何社か並べると、比べる材料ができます。

活用のプランをまとめて取り寄せる

土地活用のプランを、何社かにまとめて頼めるサービスがあります。たとえば「タウンライフ土地活用」は、土地の場所や広さを入力すると、提携する会社から次の3つを無料で受け取れるとしています。

  • 収支シミュレーション
  • 土地の需要調査書
  • 工法別の活用事例

提携する会社は全国で140社以上(2026年4月現在、公式ページの記載)。対象は、土地を持っている方と、相続などで持つ予定の方です。届いたプランを見て断るのは自由で、サービス側が代わりに断ることもできると公式ページに書かれています。

プランが届いたら、収支シミュレーションの「毎年残る額」を、売ったときに手元に残る額と並べてみてください。活かす道は何十年も続くので、空室の期間や修繕の費用がどう見込まれているかも、あわせて見ておくと比べやすくなります。

タウンライフ土地活用で、活用プランを無料で取り寄せる →

広告:タウンライフ土地活用の公式ページが開きます

決め方

  1. まず、3,000万円特別控除が使えるかどうかと、売ったときに手元に残る額を出す
  2. 次に、活かすプランを何社か取り寄せて、毎年残る額と、続く年数を見る
  3. 2つを並べて、家族が将来その土地を使う見込みも足して決める

あなたの家の日付と市区町村の制度で7つの選択肢を並べたものは、やること表をつくる で出ます。売る・貸す・残すの比べ方は 実家を売る・貸す・残す、どう比べるか に書きました。この記事が、家族で話すときの材料の一つになればと考えています。

出典

この記事の期限を、あなたの家の日付と市区町村の制度で並べるなら、やること表をつくってください。

やること表をつくる実家がある市区町村のページを見るお金の制度の確認表を見る

最終更新:2026年10月13日

目次へ戻る